義釈
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『義釈』[1](ぎしゃく、巴: Niddesa、ニッデーサ)とは、パーリ仏典経蔵小部の第14経。
『スッタニパータ』に対する注釈という体裁になっている。伝承では『無礙解道』と共にサーリプッタ(舎利弗)の作とされる[2]。
構成[編集]
以下の2篇から成る。
- 大義釈(だいぎしゃく、巴: Mahā-Niddesa、マハー・ニッデーサ) --- 『スッタニパータ』第4章(Atthaka Vagga)に対する注釈。
- 小義釈(しょうぎしゃく、巴: Cūḷa-Niddesa、チューラ・ニッデーサ) --- 『スッタニパータ』第5章(Parayana Vagga)及び第1章の3「犀の角経」(Khaggavisana Sutta)に対する注釈。
日本語訳[編集]
脚注・出典[編集]
- ^ 『南伝大蔵経』
- ^ 『パーリ上座部の経蔵に収載される “声聞の所説”の権威性を巡って』 - 清水俊史