フォンテーヌブロー派

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「浴室の貴婦人」(ディジョン美術館蔵)
ガブリエル・デストレとその妹ビヤール公爵夫人」(ルーヴル美術館[1]
フォンテーヌブロー城

フォンテーヌブロー派(フォンテーヌブローは、École de Fontainebleau:School of Fontainebleau)は、フランスルネサンス期に宮廷で活躍した画家のグループである。名の伝わらない画家も多い。

フランソワ1世の時代に招かれたロッソ・フィオレンティーノに始まり、続くフランチェスコ・プリマティッチオニコロ・デッラバーテなどイタリア出身のルネサンス(マニエリスム)の画家によって基礎が築かれた。

16世紀末の絵画『ガブリエル・デストレとその妹ビヤール公爵夫人』(2人の裸婦が描かれ、左の女性が右の女性の乳首をつまんでいる)は様々に引用され、有名な作品であるが、筆者は不明である。官能的なテーマはいかにもフォンテーヌブロー派を象徴している。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 中野京子『はじめてのルーヴル』集英社、2013年。ISBN 978-4-08-771518-7 

関連項目[編集]