ペリメーデース
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ペリメーデース(古希: Περιμήδης, Perimēdēs)は、ギリシア神話の人物である。長音を省略してペリメデスとも表記される。主に、
などが知られている。以下に説明する。
ケンタウロスの1人
[編集]このペリメーデースは、ケンタウロスの1人である。ペウケウスの息子で、ドリュアロスと兄弟。彼ら兄弟はペイリトオスとヒッポダメイアの結婚式に出席し、ラピテース族と戦った[1]。
エウリュステウスの子
[編集]このペリメーデースは、ミュケーナイの王エウリュステウスとアンティマケーの子で[2]、アレクサンドロス、イーピメドーン、エウリュビオス、メントール[3]、アドメーテーと兄弟[4]。ヘーラクレースの死後に起きたエウリュステウスとヘーラクレイダイとの戦いで、エウリュステウスや他の兄弟とともに戦死した[3]。
トロイア人
[編集]このペリメーデースは、トローアス地方の都市クリューサのアポローン・スミンテウスの聖域の近隣に住んでいたトロイア人である。トロイア戦争でギリシア人と戦ったが、ケストロス、パレーロス、ペリラーオス、メドーンの子メナルケースとともにネオプトレモスに討たれた[5]。