石川昭政

ウィキペディアから無料の百科事典

石川 昭政
いしかわ あきまさ
経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官の就任に際して公表された肖像写真
生年月日 (1972-09-18) 1972年9月18日(52歳)
出生地 日本の旗 茨城県日立市
出身校 國學院大學文学部神道学科
國學院大學大学院文学研究科
神道学・宗教学専攻博士前期課程
前職 自由民主党本部職員
現職 衆議院議員
所属政党 自由民主党

在任期間 2012年12月16日 - 2024年10月9日
選挙区比例北関東ブロック→)
茨城5区→)
比例北関東ブロック
当選回数 4回
テンプレートを表示

石川 昭政(いしかわ あきまさ、1972年(昭和47年)9月18日 - )は、日本政治家自由民主党所属の元衆議院議員(4期)、デジタル副大臣内閣府副大臣

復興政務官内閣府政務官経済産業政務官を歴任した。兄は石川の第一秘書[1]

経歴

[編集]

茨城県日立市生まれ。日立市立会瀬小学校日立市立助川中学校茨城県立日立第一高等学校國學院大學文学部神道学科を経て[2]1998年平成10年)、國學院大學大学院文学研究科神道学・宗教学専攻博士前期課程修了[要出典]

同年に自由民主党本部職員となり、幹事長室でマスコミ担当。2000年(平成12年)、選挙対策本部を担当。党職員を13年間を務めた[3]2011年(平成23年)、公募で自民党衆議院茨城第五選挙区支部長に就任[4]

2012年(平成24年)、第46回衆議院議員総選挙茨城5区神道政治連盟からの支援を受け(石川はその国会議員懇談会にも所属)て自民党から出馬。民主党の元国土交通大臣である大畠章宏に敗れたが、比例北関東ブロックで復活し初当選。

2014年(平成26年)、第47回衆議院議員総選挙で茨城5区から再び出馬。民主党幹事長を務めた大畠に敗れたが、比例復活で再選。

2017年(平成29年)、第48回衆議院議員総選挙の前に大畠が政界引退を表明。選挙戦では後継指名された希望の党浅野哲を接戦の末降し3選。

2018年(平成30年)、第4次安倍改造内閣復興政務官内閣府政務官経済産業政務官に就任[5]

2021年(令和3年)9月29日に行われた自民党総裁選挙において、高市早苗の推薦人に名を連ねた[6]

同年10月の第49回衆議院議員総選挙国民民主党から出馬した浅野に敗れたものの比例復活で4選。

2023年(令和5年)、第2次岸田第2次改造内閣デジタル副大臣内閣府副大臣(デジタル行財政改革、規制改革デジタル田園都市国家構想などの担務)に就任[7]

2024年(令和6年)9月27日に行われた自民党総裁選挙において、高市早苗の選対責任者を務めるとともに推薦人に名を連ねた[8][9]。同年10月1日に発足した石破内閣でデジタル副大臣に再任。

同年10月の第50回衆議院議員総選挙では再び浅野に敗れ、比例においても同ブロックで最下位当選した候補が惜敗率73.9%であるのに対し、惜敗率72.5%であったため次々点で落選した。

政策

[編集]

憲法改正

[編集]

消費税増税

[編集]
  • 2012年の公開アンケートにおいて、消費税2014年4月に8%、2015年10月に10%まで引き上げる法律が成立したことについて「引き上げは必要だが、時期は先送りすべきだ」と回答している[10]
  • 2014年の公開アンケートにおいて、「2017年5月以降に消費税率を10%に引き上げるべきだ」と回答している[11]
  • 2017年の公開アンケートにおいて、消費税2019年10月に10%に引き上げることについて「賛成」と回答している[12]
  • 消費税減税」「国債を財源とした社会保障と公共事業の拡充」を主張する日本の未来を考える勉強会の幹事長を務めている[13]
  • 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』の賛同者に名を連ねている[14]

夫婦別姓

[編集]
  • 2014年のアンケートで、選択的夫婦別姓制度の導入について「どちらかというと反対」と回答[15]
  • 2021年1月30日、石川ら自民党国会議員有志50人は、47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に、選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を提出した。地方議員や市民団体は、地方議会の独立性を脅かす行為だとして石川らを批判した[16][17][18][19][20]

その他

[編集]

人物像

[編集]
  • 小学校3年からサッカーを始め、体育会でもプレーした[3]
  • 大学では、神道学を勉強し、神職の資格を持っている[21]
  • 自民党職員になった理由は、「政治家になるための深い経験ができると思ったから」[3]
  • 東京16区選出の大西英男と共に國學院大學初の衆議院議員となった[22]

所属団体・議員連盟

[編集]

選挙歴

[編集]
当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
比当 第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 40 茨城県第5区 自由民主党 5万1841票 41.80% 1 2/3 1/6
比当 第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 42 茨城県第5区 自由民主党 5万3732票 42.76% 1 2/3 1/8
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 45 茨城県第5区 自由民主党 6万1450票 48.17% 1 1/3 /
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 49 茨城県第5区 自由民主党 5万3878票 42.57% 1 2/4 2/7
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 52 茨城県第5区 自由民主党 4万6717票 38.98% 1 2/3 9/7

脚注

[編集]
  1. ^ 岸田首相がベテラン秘書を辞任させて起用した長男・翔太郎氏 仕事はツイッター更新か”. NEWSポストセブン. 2022年10月18日閲覧。
  2. ^ 「衆議院小選挙区選出議員選挙選挙公報」”. 茨城県選挙管理委員会. 2023年11月9日閲覧。
  3. ^ a b c 2012衆院選:各選挙区 予想の顔ぶれ:衆院茨城 ◆5区 民主前職に新人挑む
  4. ^ 『自民党日立支部臨時総会』”. 参議院議員 岡田広. 2024年10月24日閲覧。
  5. ^ 産経新聞 (2018年10月4日). “第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年10月24日閲覧。
  6. ^ 高市早苗氏の推薦人名簿 自民党総裁選”. 日本経済新聞 (2021年9月17日). 2024年10月3日閲覧。
  7. ^ “「内閣府における大臣・副大臣・大臣政務官の担当分野表」”. 内閣府(PDF. https://www.cao.go.jp/minister/doc/20230919tanmu.pdf 2023年10月8日閲覧。 
  8. ^ 自民党総裁選挙2024 推薦人一覧”. NHK. 2024年10月3日閲覧。
  9. ^ 高市早苗氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  10. ^ a b c d e f “2012衆院選 茨城5区 石川昭政”. 毎日jp (毎日新聞社). http://senkyo.mainichi.jp/46shu/kaihyo_area_meikan.html?mid=A08005002002 2014年4月25日閲覧。 
  11. ^ “2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社). https://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo47/carta/B00001MCV.htm 2020年11月30日閲覧。 
  12. ^ “第48回衆院選 自民 茨城5区 石川 昭政”. 毎日新聞 (毎日新聞社). https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A08005001001 2020年11月30日閲覧。 
  13. ^ a b 会員一覧”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月18日閲覧。
  14. ^ 賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月17日閲覧。
  15. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  16. ^ 【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、議員50人の一覧”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年2月25日). 2021年2月25日閲覧。
  17. ^ “全国40議長に別姓反対文書 自民・丸川氏、高市氏ら閣僚経験者も連名”. 東京新聞. (2021年2月25日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88139 2021年3月2日閲覧。 
  18. ^ 飯田樹与 (2021年2月25日). “夫婦別姓反対を求める丸川担当相らの文書 「地方の意思決定を無視、失礼だ」埼玉県議長が不快感”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/88152 2021年3月2日閲覧。 
  19. ^ “丸川大臣「残念すぎる」選択的夫婦別姓、反対議員50人へ質問状 市民団体”. 東京新聞. (2021年2月27日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/88547 2021年3月2日閲覧。 
  20. ^ 奥野斐 (2021年4月1日). “選択的夫婦別姓 自民議員が反対派に思うこと「理解不足と差別思想を感じた」”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/94526 2021年4月7日閲覧。 
  21. ^ 「青年局」Cafesta『決戦は金曜日』石川昭政青年局次長(2013.3.15)
  22. ^ 一般財団法人 國學院大學院友会”. www.kokugakuin.or.jp. 2024年10月24日閲覧。
  23. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  24. ^ a b 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
  25. ^ 「自民勉強会発言――安保国会新たな火種」『毎日新聞』50135号、14新版、毎日新聞東京本社、2015年6月27日、3面。
  26. ^ 最新の護る会|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

外部リンク

[編集]
公職
先代
大串正樹
日本の旗 デジタル副大臣
2023年 -
次代
現職
先代
大串正樹
藤丸敏
星野剛士
和田義明
伊佐進一
中谷真一
太田房江
石井浩郎
小林茂樹
井野俊郎
日本の旗 内閣府副大臣
井林辰憲
工藤彰三
堀井学古賀篤
岩田和親
酒井庸行上月良祐
堂故茂
滝沢求
宮澤博行鬼木誠と共同

2023年 -
次代
現職
先代
大串正樹
平木大作
日本の旗 経済産業大臣政務官
滝波宏文と共同

2018年 - 2019年
次代
宮本周司
中野洋昌
先代
村井英樹
山下雄平
長坂康正
小林史明
山下貴司
新妻秀規
平木大作
簗和生
武部新
福田達夫
日本の旗 内閣府大臣政務官
長尾敬
舞立昇治
安藤裕
古賀友一郎
白須賀貴樹
菅家一郎
阿達雅志
山田宏と共同

2018年 - 2019年
次代
神田憲次
今井絵理子
藤原崇
進藤金日子
青山周平
中野洋昌
和田政宗
加藤鮎子
渡辺孝一
先代
新妻秀規
平木大作
長坂康正
日本の旗 復興大臣政務官
安藤裕
白須賀貴樹と共同

2018年 - 2019年
次代
藤原崇
青山周平
中野洋昌