秋田露子

秋田 露子(あきた つゆこ、本名:松本さく子[1]1904年明治37年3月17日[1][2] - 没年不明)は元宝塚少女歌劇団花組主演娘役クラスの人物である。大阪府[1][2]池田町(現・池田市[3]出身。

この芸名は小倉百人一首の第1番:天智天皇

の 假廬の庵の 苫を荒み 吾が衣手は に濡れつつ (あきの かりほのいほの とまをあらみ わがころもては つゆにぬれつつ)

から命名された。

略歴

[編集]
  • 1925年3月、宝塚少女歌劇団を21歳で退団。

宝塚少女歌劇団時代の主な舞台出演

[編集]
  • 『厩戶王子』(1918年1月1日 - 1月20日、宝塚歌劇場(パラダイス劇場))
  • 『涅槃猫』(1919年10月20日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『酒の行兼』(1920年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『岩戶開』『新道成寺』(1921年1月1日 - 1月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『春から秋へ』(第一部)(1921年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 隅田川』(第一部)(1921年7月20日 - 8月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『メッシナの花嫁』(花組)(1922年2月1日 - 2月25日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『鬼酒』(花組)(1922年5月1日 - 5月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『白虎隊』(花組)(1922年8月1日 - 9月10日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『清水詣』(花組)(1923年1月1日 - 1月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『貞任の妻』(花組)(1923年4月11日 - 5月10日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『川霧』『檢察官』(花組)(1923年7月10日 - 8月19日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『松浦鏡』(花組)(1923年9月25日 - 10月24日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『笛が鳴る』『古柳の嘆き』(花組)(1924年1月1日 - 1月31日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『諧謔』(月組)(1924年5月1日 - 5月21日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『佐保姫』(花組)(1924年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場
  • 『マルフアの昇天』『貴妃醉酒』『春から秋へ』(花組)(1925年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)

出典

[編集]
  1. ^ a b c 藤山宗利『日本歌劇俳優写真名鑑』歌舞雑誌社、1920年8月16日、145頁。doi:10.11501/914937 
  2. ^ a b 藤波楽斎(藤波岩太郎)『歌劇と歌劇俳優』文星社、1919年7月1日、96頁。doi:10.11501/906129 
  3. ^ 『寶塚の歌劇少女』橋詰せみ郎著、新正堂書店、1923年12月5日、p. 57