美山しぐれ
美山 しぐれ(みやま しぐれ)は、元宝塚歌劇団男役(元月組組長)。東京都出身。芸名は歌劇団で命名してもらった。宝塚歌劇団時代の愛称はおじいさま。
来歴・人物
[編集]1938年に28期生として、宝塚歌劇団に入団し、『世界の詩集』で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は29人中21位[1]。
1963年に月組組長に就任。退団の年まで務めた。
1976年[1]、宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は月組・東京宝塚劇場公演『赤と黒 [1]』である。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
[編集]- 『南の哀愁』- ジョテファ 役(1964年3月)
- 『レビュー・オブ・レビューズ』(1964年6月)
- 『ユンタ』 - 踊る男 役(1964年8月)
- 『ボン・ビアン・パリ』- フローベル 役(1965年1月)
- 『スペードの女王』 - アンドロヴィッチ 役(1965年5月)
- 『ファンタジア』 - 宝石店主人 役(1966年3月)
- 『ローレライ』 - サイモン 役(1966年9月)
- 『おーい春風さん』 - 親方 役/『霧深きエルベのほとり』 - ヨゼフ 役(1967年1月)
- 『オクラホマ!』 - スキドモア 役(1967年7月)
- 『アディオ・アモーレ』 - ルチアーノ 役(1967年10月)
- 『ラプソディ』 - 連隊長 役(1968年4月)
- 『ウエストサイド物語』 - シュランク刑事(1968年8月、1969年3月)
- 『嵐が丘』 - ケネス医師 役(1969年10月)
- 『四季の踊り絵巻』 - 花三番 役(1970年4月)タカラヅカEXPO'70(第一部)
- 『人魚姫』 - 魔女 役(1971年7月)
- 『ゴールド・ヒル』 - シュネル 役(1971年12月)
- 『さらばマドレーヌ』 - モントレー侯爵 役(1972年2月)
- 『グラン・ソレイユ』 - 百万長者 役(1972年7月)
- 『霧深きエルベのほとり』 - ヨゼフ 役(1973年5月)
- 『白い朝』- 与平 役(1974年1月)
- 『ベルサイユのばら』- メルシー伯爵 役(1974年8月)
- 『春鶯囀』- 老爺友次郎 役(1975年1月)
- 『恋こそ我がいのち』 - ピラール校長 役(1975年10月)
映画出演
[編集]- 『夕凪』- クロークの女A 役(1957年、東宝)
脚注
[編集]- ^ a b c 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』(監修:小林公一、2014年4月1日、阪急コミュニケーションズ、p.34)ISBN 9784484146010